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安く建てたのに高くつく?知らないと損する“家の本当のコスト”
2025.10.17
“月々のローン返済”だけで決めないで。賢い家づくりの考え方

▶家づくりで見落としがちな視点
「月々の支払いが〇万円なら大丈夫!」
多くの方が、住宅ローンの返済額を中心に家づくりの予算を考えます。
もちろん返済計画は大切ですが、実はそれだけでは“本当の家の価格”は見えてきません。
家は建てて終わりではなく、“暮らし続ける”もの。
だからこそ大事なのは、建てたあとにかかるトータルコストを見据えた家づくりなんです。
▶トータルコストとは?
トータルコストとは、住宅ローンの返済額だけでなく、
→光熱費(冷暖房・給湯など)
→メンテナンス費(外壁塗装・屋根補修など)
→税金・保険料
→リフォーム・設備交換費
など、将来にわたって必要となるお金をすべて含めた総支出のことを指します。
たとえば、初期費用を抑えるために断熱性能を下げると、月々のローンは少なくても、光熱費が毎月1万円高くなるかもしれません。
40年で考えると、480万円以上の差になることもあります。
▶「安く建てたつもりが高くつく」家とは?
断熱性が低く、冷暖房費がかかる
メンテナンスサイクルが短く、10年ごとに外壁塗装が必要
収納不足で後からリフォーム・増築が必要
こうした家は、建築時の見積もりが安くても、結果的に総支払い額が高くなるケースが多いです。
一方で、多少建築費が高くても高性能な家は、光熱費や修繕費が抑えられ、長期的に見るとお得になることがあります。
▶トータルコストで考える家づくりのポイント
1.性能で家計を守る(断熱・気密・耐久性)
→ 性能が高いほど、毎月の光熱費や修繕費を削減できます。
2.長期保証・メンテナンス計画を確認する
→ 初期費用だけでなく、将来の点検や補修サイクルをチェック。
3.ライフプランと家計シミュレーションを立てる
→ 教育費・老後資金・車の買い替えなど、将来の支出も含めて検討。
「今払える金額」よりも
「この家で将来どれだけ安心して暮らせるか」が、
本当の判断基準です。
“建てたあとも安心”が本当のコスパ
家づくりで大切なのは、“初期費用を抑えること”ではなく、「建てたあとにムリなく暮らせること」。
光熱費・維持費・修繕費まで見通した計画こそが、将来の安心と満足につながります。
サイトーホームは、資金計画やローン相談だけでなく、長期的に「暮らしを支えるコスト」まで一緒に考える家づくりを大切にしています。
ぜひお気軽にご相談ください。
「いま払える金額」よりも「この先も安心して払える家」を。
一緒に、未来まで見据えた家づくりを考えていきましょう。