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どっち向きがいいの?家づくりで大切な“土地の方角”の話

2025.11.02

どっち向きがいいの?

家づくりで大切な“土地の方角”の話

 

 

同じ土地でも、“向き”で暮らしは変わる

 

家づくりを始めるとき、まず考えるのが「土地」。
でも、価格や広さ、場所ばかりに気を取られていませんか?

実は、土地の“方角”は、
暮らしの快適さを大きく左右するとても大切なポイントなんです。

朝の光の入り方、冬のあたたかさ、夏の風通し。
どんな方角を選ぶかで、家の表情も、毎日の心地よさも変わります。

 

南向きの土地:日当たり重視で人気No.1

 

南向きの土地は、日当たりがよく明るい家にしやすいため、
多くの人が「理想」とする方角です。

  • 冬でも日差しが入りやすく、暖かく過ごせる

  • 洗濯物が乾きやすく、リビングも明るい

  • 家全体が開放的な印象に

ただし人気が高いため、価格がやや高めになる傾向も。
土地代を抑えたい場合は、他の方角も検討してみましょう。

 

東向きの土地:朝の光が心地よい家

 

朝日が差し込む東向きの家は、
一日の始まりを気持ちよく迎えられる方角です。

  • 朝の光で自然と目が覚める

  • 午前中は明るく、午後は日差しがやわらかい

  • 西日の影響が少なく、夏も比較的涼しい

特に「朝型のライフスタイル」や「共働きで昼間は不在」のご家庭におすすめです。
リビングやダイニングを東側に配置すると、朝の時間がもっと快適になります。

 

西向きの土地:夕日のきれいな家

 

西向きの土地は、午後から夕方にかけて日差しがよく入ります。

  • 夕方の光がリビングを温かく包む

  • 冬は室内が明るく暖かくなる

ただし夏場は西日が強くなるため、
庇(ひさし)・ルーバー・植栽などで日射対策をするのがポイントです。
上手にコントロールすれば、ドラマチックな光を楽しめる方角でもあります。

 

北向きの土地:静かで落ち着いた空間づくりに

 

北向きは日当たりが劣るイメージがありますが、
実は間取りの工夫次第でとても心地よい家になります。

  • 安定した光で、写真や絵を飾るのに最適

  • 直射日光が少ないため、夏でも涼しい

  • 道路からの視線を気にせずプライバシーを確保しやすい

中庭や吹き抜け、南側に大きな窓を設けることで、
明るさと開放感をしっかり確保できます。

 

青森など寒冷地では“日射の角度”も大切

 

冬の積雪や日照時間が短い地域では、
冬場に太陽の光をどれだけ取り込めるかが大きなポイント。

青森など北国の家づくりでは、

  • 南向きリビング+大きな窓で暖かさを確保

  • 吹き抜けやサンルームで光を室内奥まで届ける

  • 玄関や水回りは北側にまとめて冷気をブロック

方角と間取りの組み合わせが、冬の快適さを左右します。

 

方角を「家族の暮らし方」で選ぶ

 

土地の“向き”には、それぞれの良さと個性があります。
どの方角が正解かは、家族の暮らし方によって違うのです。

朝の光を感じたいのか、夕方のあたたかさを楽しみたいのか。
快適さのヒントは、日当たりだけでなく「暮らし方」にあります。

土地の方角を理解しながら、
“わが家らしい光の入り方”をデザインする家づくりを目指しましょう。

 

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